妊娠15週、絨毛膜下血腫・切迫流産で入院しました。
絨毛膜下血腫になると、ある日突然の大量出血!!→即入院ということがあり得ます。突然の出血に赤ちゃんは大丈夫なのかと不安になってしまうため、一体どんな症状なのかを知っておいて損はありません。私の体験談を紹介させていただきます。
絨毛膜下血腫とは
絨毛膜下血腫は、妊娠初期や中期におこる、胎嚢の周りに見られる血液が溜まった部分のことを言います。
不正出血で気付き、超音波検査で診断されます。多くの場合が安静に過ごすことで自然に血腫が吸収されていきますが、中には流産や子宮内胎児死亡に至ってしまうケースもあります。
出血から入院までの経緯
妊娠15週目のある朝のことでした。トイレに座ると、ドロッと何かが出る感触が…。トイレットペーパーで拭いて確認すると、茶褐色の生理の終わりかけのような出血で、ポタポタっと便器に落ちる程度の量でした。「出血!?」と一瞬焦りましたが、病院に行った方がいいのか検索してみると、妊娠12週以降の出血は母体原因のことが多く、すぐに受診が必要と分かり、急遽仕事を休んで産婦人科に行くことにしました。
産婦人科では、内診による超音波で確認をしてくれました。赤ちゃんの心臓は元気に動いていましたが、子宮出口付近に大きめの絨毛膜下血腫が出来ており、『切迫流産』と診断されてしまいました。絨毛膜下血腫があっても程度によっては自宅安静でいいらしいのですが、私の場合は①血腫が大きめであること②上に7歳と5歳の子がおり、自宅安静は難しいこと から即入院との判断が下されました。
「子宮収縮を抑える筋肉注射を週1回打っていきます。」と案内され、その場で注射をしてもらい、入院準備のため一旦帰らせてもらいました。
今日は午後から仕事に行くつもりでした。
仕事なんてもってのほか!1ヶ月は安静ですよ。
入院期間も経過によりますので、1週間以上かかると思っておいてください。
こんな時期に入院準備なんてしているはずもなく、急いで職場と実家、主人に電話をかけ、バタバタと用意をしました。学校や幼稚園に行っている上の子たちにお別れも言えぬまま入院になってしまい、とても淋しかったです。
入院生活の始まり
病院に着いたらまず荷物を預け、コロナ禍なので検温と、2週間以内に他県に行っていないか等の問診を受けました。
その後、血圧測定、採血をしてから病室に案内されました。
入院時の案内で、「今はコロナの影響もあって、面会はできないし、荷物の受け渡しも全てスタッフ経由で行います。」と言われ、退院予定もわからない中での無期限面会不可という事実にショックを受けました。
また、夜に採血結果を主治医が持って来てくれましたが、「炎症反応はないので最近感染の心配はなさそうだが、貧血がひどい」とのことで鉄剤を処方されました。
入院中の1日の流れ(私の場合)
7:00 検温 前日の排泄回数、出血の有無等を報告、血圧測定
8:00 朝食
12:00 昼食
12:30 検温 出血の有無等を報告、血圧測定
18:00 夕食
21:00 消灯
☆毎日1回、間で赤ちゃんの心音確認にも来てくれました。
入院しているからといって毎日診察があるわけではないので、血腫の大きさ等は1週間後の診察までわからないまま。つまり退院予定もわからないままです。毎日赤ちゃんの心音だけは確認してくれてたので、「あぁ、今日も元気に生きてる!」と実感できました。
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